コンプレックスからの美人養成ギブス
ももさん。です。
四十を過ぎて何年か経ちますが、顔の悩みは尽きぬもの。
シミだのシワだのたるみだのが増える分、若い頃よりもコンプレックスは増えるのかなー?と、思いきや、意外と増えない
(あ、最近抜け毛が増えて、分け目が大きくなってきたのはちょっと気にしてる。
と、それは置いておいて…)
もちろんシミもシワも増えてきたけど、
整形外科に行って取ろうとは思わず
それよりも自分が元気に笑ってられるか、シワもシミも自分の生きてきた歴史かなー、とか思えるようになってきてるか、の方が大事で
美魔女じゃないけど、小綺麗なおばちゃんでいようとは思ってる。
そんなももさん。だけど、昔はもうコンプレックスの塊だった。
借金して顔全部変えたい!!!
結構まじめに考えてた事もある。
痩せても太ってもまん丸な丸顔
一重なんだか二重なんだかよくわからない小さな目
痩せてもメリハリのでない体
もう、ほんと全部嫌いだった。
そんな容姿のコンプレックスの闇を抱えた10代、20代前半だった。
今にして思えば、自分の嫌いなところを認めて、好きになる。
そんな転機になったなったのは着物が大きいのかなー??
そう!着物は丸顔によく似合う
かといって、顎の細い人はシュッとした印象でよく似合う。
阿刀田高的に書くと、私は典型的タヌキ顔。
自分の25年来のコンプレックス、丸顔が悪くないな、と思ってくると、あら不思議
ちんちくりんな目も、顔の真ん中に居座ってる豚鼻も嫌いじゃ無くなってきた。
ずんぐりむっくりな身体は着崩れしない便利な身体になった。
そして、私が着付けを教える時によくいう
『着物は美人の養成ギブス』
自然と所作が美しくなるのよ♫
袂(たもと)が食べ物にはいってしまうから、物を取るときに左手で袂を抑えたり
(最近は入る前に襷(タスキ)かけて、押さえてないかも…)
着慣れないうちは裾がうまく開かないので、自然と小股でちょこちょこ歩くし(すまん、私は裾がまとわりつかないように歩けるようになったので自転車にも乗るし、階段もダッシュもする)
帯の幅に慣れるまでは背筋もピンと伸びる!
顔の形だけじゃなくて、全体の動きが美人になってきた。
そんな自分の嫌なところがどんどん減る、そして嫌なところが嫌じゃなく、むしろ認めて良いものになっていくキッカケからどんどん普段着になっていったのかな??
ただ慣れれば慣れるほど美人養成ギブスの役割が減ってない???